12月5日に、延期になっていた令和3年度のピアサポーター養成講座を開催しました。
コロナウイルスの感染者も落ち着いていたため、佐賀市のメートプラザで無事に開催できました。
午前は、岐阜県立看護大学教授の服部律子先生に、「多胎の妊娠・出産・育児の基礎知識」というテーマで、Zoomを使ったオンラインでご講演いただきました。
講演では、多胎妊娠の現状やそのリスクのお話から、産後の多胎育児家庭のサポートまで、医学的な側面からの話をしていただきました。
普段はなかなか学ぶ機会のない内容だったため、参加者からもたくさんの質問が出ていました。
午後からは佐賀女子短期大学学長の田口香津子先生に、「ピアサポートとは〜はじめての傾聴〜」というテーマでご講演いただきました。
ピアサポートのピア(peer)には、仲間や同僚、同輩など、年齢や地位、能力が対等の者を指す意味があり、サポート(support)には、支援するや支える、だけでなく、倒れないように維持するなど、時間軸に継続性が含まれているそうです。
ピアサポートとは、「仲間同士の支え合い」なんですね。
田口先生の講演を聴き、ピアサポーターとして活動していく上で傾聴の重要性や難しさを改めて感じることができました。
講演の後半では参加者同士がペアになって、傾聴のミニトレーニングも行いました。
ミニトレーニングでは、本当に自分は相手の心に共感できているのかな?と何度も考えながらアドバイスをしていました。
自分の経験を一方的に話すのではなく、相手の話に共感し、相手の身になって考える想像力を養っていくことは、ピアサポーターにとって重要なことだと実感しました。
今後も、ぜひ多くの方々にピアサポーター養成講座を受講していただき、佐賀県内で活動していただけるピアサポーターが増えていってくれることを願っています。
コメント